商品を作る前に必ずやっておかなくてはならないこと
目次
売れる商品の作り方とは
あなたはどうやって売れる商品を作れば良いか悩んでいませんか?そして、頑張って作った商品なのに本当に売れるかどうか不安になったりすることがありませんか?
このような悩みを解決する方法を重点に、今回は、「どうやって売れる商品を作れば良いか?」という点に絞ってお話をします。ポイントは次の3つです。
1. あなたの考えで商品を作ってはならない
2. 商品を作る前に必ずやるべきこと
3. アンケートを取ることで見えてくること
では、それぞれ見ていきましょう!
あなたの考えで商品を作ってはならない
あなたは自分が良いと思った商品を作ろうとしてはいませんか?
自分で考えた商品が品質やサービス内容は他のどの商品よりも優れており、そうすることによって差別化ができ商品が売れると思っていないでしょうか?
残念ながら、この考えでは商品を売るとは難しいでしょう。
なぜならば、あなたのターゲットとなるお客様が本当にあなたの考えた商品を欲しいと思っているのでしょうか?
あなたは一生懸命、商品のコンセプトを考え頑張って商品化したかもしれません。しかし、あなたのターゲットになる見込み客がその商品に魅力を感じていなければ、商品は無いに等しいのです。
つまり、商品を作る際の大きなポイントは「自分で考えて商品を新たに作ることは商品の販売し、売上を上げるという観点において正しい選択ではない」ということです。
商品を作る前に必ずやるべきこと
あなたの見込み客がどのような商品を欲しがっているかを真剣に考えたことがありますか?
確かにあなたはどのような商品が良いのかを一生懸命考えたことでしょう。しかし、この時点で、あなたの考えたことが商品になっていることに気がつかなければなりません。
こういったあなたの基準で考えた商品を作ることを避けるためにすべき事は、アンケートを取るということなのです。
アンケートを取ると言うことは「そんなことか。そんなことなら知ってるよ」と、あなたは思ったかもしれません。しかし、実際に商品を作る際にアンケートをとっている人はほとんどいないのが現状です。
なぜならば、今ある商品より優れていれば売れるとあなたは信じ込んでおり、アンケートを取る必要がないと思い込んでいるからです。
私も過去にアンケートを取らずに商品を作ったことが何度もありました。もちろん売れた商品もありましたが、ほとんどの場合、思っていたよりも商品が売れない、もしくは全く売れなかったと言う経験が何度もあります。これを避けるために私はどうすれば良いのか?と何度も考え結論に至ったのは、アンケートを取ると言うことなんです。
アンケートを取ることで見えてくること
アンケートはあなたの見込み客が欲しいと思っている商品や価格帯、それに付随するサービスが何が良いのかが見えてきます。考えてみてください。
もしあなたが何か欲しいと思った時、市場の価格から何倍も高い商品であれば買うことを躊躇しますよね。しかし、あなたが商品を考えた場合は他よりも商品の内容が良いからという理由でかなり高額にしてしまうことがよくあります。
もしくは、安ければ売れるだろうと、本来の価値よりもかなり安くしてしまこともあります。そうすることによって、見込み客は「安すぎて、なんだか怪しい・・・」となってしまいます。
しかし、アンケートをとってわかることは、その価格帯ではほとんどの人は買わないと言うことです。
さらに、あなたのターゲットとなる人は、「このようなことに悩んでいるのだろう」と、あなたが思っていたことに対して、実はアンケートをとってみると、そこが悩みじゃなかった!と言うことはよくあります。
つまり、あなたが考えた悩みをキャッチコピーにし、見込み客に対して広告を出稿したり、情報配信をしたとしても響かないと言うことです。
つまり、アンケートによって見込み客の考えを明確にし、何を欲しいと思っているのかということを知ることができるのです。
さらに、現実的にその欲しいと思っている商品が購入する価格帯であるのか?ということもわかってきます。
ですので、あなたが商品を作る前に必ずすべきことは、まず最初にアンケートを取ることなのです。そうすることによって、あなたが商品を作った場合に全く売れなかったというリスクを大幅に軽減することが可能となります。
では、市場に合わせた価格にしなければならないのか?
結論を先に言いますと、最終的にあなたが売りたい商品やサービスは市場の価格より高くても構いません。しかし、初めて出会った見込み客に対しては市場価格と同様な価格帯にしないとあなたの商品やサービスを購入してもらうことが非常に難しくなります。つまり、まず最初にあなたと出会った見込み客に対しては、買いやすい価格帯を販売します。
そうすることによって、あなたと出会った見込み客はお客様となり、あなたの商品やサービスを受けることによってより価値を感じ、その後、あなたが本来売りたかった高額商品を売ることが可能となるのです。
最初に売る商品のことを「フロントエンド商品」と呼びます。この商品はまずはお客様になってもらうために買いやすい価格帯に設定しましょう。
500円から3,000円位、高くても5,000円位までの商品が理想となります。これもアンケートによってリサーチした方が良いです。
なぜならば、あなたが安いと思った金額が実は市場では高いと判断される場合があります。もしくは安すぎるという場合があるためです。
こうして、まず最初にあなたの顧客となったときに、その後はお客様との関係性が築かれている状況なので、あなたが売りたい価格帯の商品を提案していきましょう。あなたが本当に売りたい商品はバックエンド商品(再注文商品)と呼びます。
このバックエンド商品があなたの売上を大きく伸ばし大きな利益をもたらしてくれます。ですので、今現在あなたの商品に高額な商品がなければ今すぐ高額商品を作ることをお勧めします。
ポイントとしては、高額商品を先に作ってからフロントエンド商品を後で作ります。なぜならば、あなたが売りたいものと言うのは高額商品が基本となり、その一部をフロント商品とすればお客様は関連された上位のサービスを受けとることにより満足度があります。
フロントエンド商品を作る際に注意すべきこと
多くの人が間違いを起こしているのは、フロントエンド商品(低価格の商品)と言うことで、内容が気薄になっているということです。
ここで恋愛について考えてみましょう。
あなたが異性と出会い、お付き合いをしたいと考えたときに、最初のデートで低価格なお店で食事をした場合、さらにそれをご馳走になった場合、相手に魅力を感じることができますか?(特に女性が男性に対して思うこと)
それより、はじめてのデートなのにとても素晴らしい食事を用意してくれたと言うことに関しての方が好印象を持ちますよね。
ビジネスも同じで、初めて出会った見込み客に対しては買いやすい価格帯ということで、低価格商品を理由に内容をおろそかにしてはいけません。
つまり、妥協せずに、出し惜しみせずにあなたの価値を提供することによって見込み客が「この金額でこの素晴らしいなるのは、もっとお金を出し高額な商品を購入すれば、私の目標とすべきことが実現され、悩んでいたことが解消されるかもしれない」と思い、あなたが本当に売りたい商品を売ることが可能となるのです。
まとめ
商品を作る前にアンケートで必ずリサーチしよう!
あなたが考えた素晴らしい商品と言うのは決して売れるとは限らない。たとえ、他の商品と差別化ができたとしてもその商品を求めているとは限らないということ。
そして、見込み客が本当に欲していることを知るためにはアンケートが非常に重要だと言うこと。多くの企業やあなたの競合はアンケートを実施していないので、その時点で実は差別化でき、優位に立っているということ。
また、初めて出会った見込み客に対して売る商品(フロント商品)は、アンケートによってリサーチした価格帯に合わせて、その価格以上の価値を提供することが重要である。そうすることによって、その後にあなたが本来売りたい商品(バックエンド商品)を得ることが可能になる
ということです。
ですので、今一度あなたの商品やサービスの内容、現状の商品の価格の決め方を見つめ直してください。
そうすることによって、いかに自分中心の考えが商品だったかということがわかると思います。
まだ間に合いますので、ぜひ今の商品の価格帯や広告などで使っているキャッチコピーや文章を修正して今のビジネスに役立ててください。
この話を聞いて、今から修正するのはとても大変と思った方もいるかもしれませんが、今修正することこそが未来のあなたのビジネスモデルを最適化し、より多くの売り上げや顧客を手に入れ、ビジネス全体での生産性を劇的に上げることを可能にするのです。
心配しないでください。
過去の私も、(自分が考えた素晴らしい商品)を大量に作り失敗した1人なのですから。若いときには、愛情込めて作った商品をドラム缶に入れて燃やしたことを今でも覚えています。その時の小さな涙が糧となり、今現在の商品を作る際のリスクを大幅に軽減したことに繋がっています。
最後までお読みいただきありがとうございました。ともにビジネスを最適化するために日々、改善し努力していきましょう。