コンテンツビジネスの始め方|知識やスキルを収益化する方法

コンテンツビジネスをどうやって始めればいいのかわからない、そもそもコンテンツビジネスって何!?という方のために徹底解説してます。

 

この記事を読むことによって、どうやってコンテンツビジネスを始めていけばいいのかがわかります。

 

私は何も分からずに自分の知識やスキルをコンテンツ化してビジネスをスタートさせました。しかし、どれだけ頑張っても売り上げが上がらない日々が続きました。

 

そこで、コンテンツビジネスはどういった点に気をつけるべきか、どのような知識やスキルを身に付けるべきかを徹底して勉強しました。

 

最終的にコンテンツビジネスで大切なことは、「始める前に必ず重要なポイントは押さえておくこと」ということに気がつきました。ぜひ、コンテンツビジネスを始める前の基礎知識としてご覧ください。

 

※この記事を書いている私は、ストーリーによって知識やスキルを収益化することをお伝えいしてるデジタルマーケティングの専門家として活動しています。

目次

1.コンテンツビジネスの始め方

コンテンツビジネスの始め方について解説していきます。まずはコンテンツビジネスとは何かを知り、どのようなコンテンツを作れば良いのか、そしてどこでコンテンツを販売したら良いのかを覚えましょう。コンテンツビジネスを始める理由についても解決していますので、今から始める初心者の方も挑戦しやすいビジネスだと感じることでしょう。

■コンテンツビジネスとは

 

コンテンツビジネスとは、書籍や写真、イラスト、音楽、動画など、自分で作成したコンテンツを販売して利益を得るビジネスのことです。

 

コンテンツとは、「情報の中身」という意味を持つ言葉です。情報の中身というのは、要するにモノではなく情報そのものだということです。

 

映像や画像、テキストなど形は問わず、情報を提供することで利益を得るビジネスが、コンテンツビジネスと総称されています。

 

わかりやすくいうと、あなたの持っている知識やノウハウ、体験など、あなたが人に提供できる価値ある情報すべてがコンテンツとなります。これをテキストや動画、音声、セミナー、コンサルティングなどの形で販売するビジネスが、コンテンツビジネスと呼ばれているのです。

 

ですので、オフラインで実施するセミナーや学習塾なども、広い意味でコンテンツビジネスだといえます。

 

しかし、現在注目を集めているのは、デジタルコンテンツを販売するビジネスです。デジタルコンテンツの販売ビジネスは、すべてのビジネスプロセスがインターネット上で完結するため、場所代や元手がほとんどかからないという特徴があります。

 

つまり、資金の少ない個人やビジネス初心者が小リスクで始めやすいビジネスなのです。

 

このことから、コンテンツビジネスは年々人気を高めています。個人や法人を問わず、多くの人々が次々参入しているのが現状です。

 

さて、コンテンツビジネスで行うべきことを簡単に提示すると、たった3つの要素にまとめられます。

  • コンテンツを作成する
  • コンテンツを販売する仕組みを作る
  • コンテンツを販売する

この3つの要素にコンテンツビジネスのすべてが含まれています。

 

コンテンツビジネスの教材には様々な方法論やアイディアが紹介されていますが、すべてこの3つの要素をより強固に、より具体的に、より戦略的に実践するための知識なのです。コンテンツビジネスはとてもシンプルなビジネスです

 

。難しく考えずに、まずはこの3つの要素について理解するようにしていきましょう。

 

■どのようなコンテンツを売ればいいのか

コンテンツを作成するにあたって、初めのうちはどのようなコンテンツを作るべきか迷うことも多いでしょう。

 

商品として販売するのだから、きちんとしたものを売りたいと誰しも思うからです。

 

ですが、よいコンテンツを作ることにこだわりすぎて、販売への第一歩をなかなか踏み出せない人が多くいます。

 

シンプルに考えましょう。コンテンツはあなたが持っている知識やノウハウであり、かつ需要のあるものであれば、どのようなものでも作成し販売することができるのです。あなたの知識やノウハウと、他の人々の需要との交点に、作るべきコンテンツの姿があるのです。

 

 

「人に教えられる知識なんてわたしにはない……」と思われるかもしれません。ですが、それは気づいていないだけの可能性があります。人に提供できるコンテンツを作るには、あなたが気づいていないあなた固有の価値を発掘する必要があるのです。

 

コンテンツビジネスの王道商品は、マーケティングの解説や、プログラミングスキルの解説など、ビジネスやスキル教育に関するテキストや動画のコンテンツです。また、ダイエットやフィットネスなど、健康的な生活を営むための情報・教育コンテンツも人気です。

 

一方で、写真や釣り、スポーツ、音楽、絵画、手芸、DIY、掃除の方法など、趣味や暮らしにまつわるお役立ち情報を提供するコンテンツも常に一定の需要があります。そのほか、恋愛などの悩み相談、占い、自己啓発やスピリチュアルなど、コンテンツのジャンルは非常に幅広くあります。

 

これだけ多様なジャンルにあふれているコンテンツビジネスの世界です。ここではあなたが職場や日常生活で学び、当たり前と思っている知識も、実は誰かの役に立つということがあり得るのです。それを発掘することが、コンテンツ作成の第一歩となります。

 

コンテンツ作成の流れは、大まかに示すと次の通りになります。

  • コンセプトを決める
  • 市場を調査しターゲットを設定する
  • 競合を調査し自分のウリを見つける
  • 構成を決めて作成する

このような流れですが、このうち重要なのは1~3の過程です。この過程で調査したことが、商品に注ぎ込まれて形となっていくのです。

 

まずはあなた自身が好きなことの知識やノウハウを書き出してみましょう。ある程度書き出せたら、その知識やノウハウに需要があるかを調査します。SNSで話題になっているか、類似商品は売れているか、検索数は多いか、質問サイトで相談されているか、などなどインターネットを駆使して情報を集めるのです。

 

調査を進めていくにつれ、少しずつ作るべきコンテンツの形が見えてくるでしょう。例えばどのような人々に需要があるのか、彼らは動画を好むのか、それともテキストを好むのか、などの情報を調査の過程で見つけ出し、商品の形を少しずつ決めていきます。

 

優れたコンテンツを作るには、徹底的に納得のいくまで調査をするようにしましょう。実際に作成する時間は、調査の時間よりも少ないことがほとんどです。あなた固有の価値と、顧客が求めている価値の交点に、作るべきコンテンツの姿があるのです。その姿が見えてくるまで、調査を根気よく続けていきましょう。

 

■どこでコンテンツを売ればいいのか

コンテンツを作成しても、どこで販売するのかがわからなければ、収益化はできません。販売する場所はインターネット上で確保する必要があります。

 

コンテンツを販売するには、販売プラットフォームを利用するか、自分のサイトを持ちそこで販売するか、という2通りの方法があります。

 

販売プラットフォームでは、様々なジャンルのコンテンツが多様な形態で販売されています。また、誰でも販売できるサイトから審査が必要なサイト、利用料のかかるサイトなど、条件も多様です。サイトの雰囲気や規約をよく読み、自分の商材にあったプラットフォームを選びましょう。

 

コンテンツの販売プラットフォームで代表的なのは、ココナラやスキルクラウド、タイムチケットなどです。これらのサイトは商材単位、時間単位でスキルや経験、知識やノウハウを販売することができます。

 

また、販売プラットフォームはジャンルや形態によって、サイトごとに得意不得意があるのも特徴です。

 

例えば、note(ノート)はブログのように情報発信、販売が手軽にできるプラットフォームとして有名で、テキスト中心のコンテンツの販売にはとても向いています。一方、ビジネス系の動画セミナ-や、写真やマーケティングなどのオンライン講座の動画コンテンツの販売には、Udemyというプラットフォームが人気です。

 

このように、コンテンツのジャンルや形態によって、ふさわしいプラットフォームを利用することも大切です。

 

さて、プラットフォームを利用しない場合は、自分のサイトを持つ必要があります。

 

自分のサイトで販売する方法は、大きく分けて2つあります。1つはネットショップ作成サービスを利用する方法。もう1つは、自前でサーバーをレンタルしサイトを作成する方法です。

 

ネットショップ作成サービスには、BASEやSTORES、カラーミーショップなどがあります。これらはサイト作成のテンプレートや決済システムなどがはじめから用意されており、初心者でも簡単にネットショップを作成できるので人気が高いです。

 

ただし、サービス利用料金がかかったり、決済システムの利用料を取られたりすることがあります。

 

サーバーをレンタルして自社サイトを構築するには、ワードプレスなどのCMSを用いてセールスページやランディングページを作成したり、決済システムを自分で導入したりする必要があります。

 

デザインの自由度が高く、利益率も高いですが、ある程度の知識が必要となります。外注することも視野に入れてサイトを構築するのがよいでしょう。

 

以上コンテンツの販売場所についてご紹介してきました。自分の商品の特徴や、ビジネスのビジョンからふさわしい販売方法を選びましょう。

 

■コンテンツビジネスを始めるべき理由

ここで、コンテンツビジネスを始めるべき理由について、あらためて簡単に触れておきましょう。

 

コンテンツビジネスをみなさんにおすすめするのには、次のような理由があります。

  • 元手が必要なく手軽に始められる
  • 開発費や管理費が少なく利益率が高い
  • 一度作成したコンテンツは資産になる
  • 場所や時間に縛られない
  • ビジネスの自動化が可能

コンテンツビジネスは自分の知識やノウハウを形にすることで商品を作成します。販売のための建物やインフラ、大がかりなシステムなどを導入する必要はありません。文書や動画、画像などを作成することから気軽に始められるため、元手をかけずに低リスクでビジネスを興すことができるのです。

 

また、商品開発に必要なのは、デジタルコンテンツを販売するのであれば基本的にパソコンと各種ツールのみです。プラットフォーム利用料など、販売のための維持管理費もオフラインよりずっと安くすみます。経費が非常に少ないため、利益率が必然的に高くなるのです。

 

作成したコンテンツがそのまま資産になることも、大きな特徴の1つです。販売をやめない限りコンテンツは常に利益をもたらしてくれます。加えて1つ作れば何千、何万という人々へ販売することができます。このように、コンテンツは在庫を抱えずに継続的な利益をもたらしてくれる貴重な資産となるのです。

 

コンテンツビジネスはあなたの中にある知識やノウハウを形にする作業です。そのための作業は、場所や時間に縛られることがありません。いつでも、どこでも働くことができるようになるのです。自由な働き方ができることは、大きな魅力といえるでしょう。

 

これらの特徴に加えて、この記事では詳しく触れませんが、コンテンツビジネスではビジネスプロセスの大部分を自動化することができます。広告表示から決済まで、すべてのセールス過程をプログラムに任せるのです。24時間365日、自動的に利益を得る仕組みを構築することにより、他の有意義な活動へあなた自身の時間を費やすことができるようになります。

 

これらがコンテンツビジネスをあなたに勧める大きな理由です。この記事をきっかけに、是非ともチャレンジしてみてください。

 

■初心者におすすめのコンテンツビジネス

最後に、初心者におすすめのコンテンツビジネスについてご紹介しましょう。

初めてコンテンツビジネスに挑戦しようという初心者にとって、いきなりサイトを構築したり、プラットフォームで自分のコンテンツを販売したりするのは、なかなかハードルの高いことです。

 

初心者に必要なのは、自分の知識やノウハウ、スキルを提供するという経験を積むことです。そして、報酬を得るのに慣れることです。これによって、自分の能力がお金になるという成功体験を獲得し、自信を持つことが大切です。

 

そのため、初心者にとっての第一歩は、クラウドソーシングサイトで仕事を受注し、報酬を得ることです。クラウドワークスやランサーズなどのサイトで仕事が募集されているので、文書作成や動画編集、デザイン作成など、自分の得意分野で応募してみましょう。そこで自分のスキルがお金に変わるという経験を積んでいくのです。

 

また、ブログやウェブサイトを運営することも、コンテンツビジネスの基本です。ブログやサイトを運営するのには、ユーザーのニーズを把握し、ふさわしいコンテンツを作成する能力が必要です。また、ワードプレスの使い方やウェブデザイン、ウェブマーケティング、SEOなど、幅広い知識を身につけなくてはなりません。このように、コンテンツを作成しながらスキルを向上させるのに、ブログやサイトの運営はもっとも適しているのです。

 

そのほか、YouTubeで動画を投稿したり、フォトACなどのサイトで写真やイラストを販売したりすることも、立派なコンテンツビジネスです。はじめの一歩としては気軽にできるもので、これらも初心者におすすめです。

 

初心者にとって大切なのは、自分のスキルを活用してお金を稼ぐことに慣れるということです。ここから本格的なコンテンツビジネスに乗り出していきましょう。

 

2.コンテンツビジネスの種類と作り方

ここでコンテンツビジネスを始めるにあたって、どのような種類がありどうやって作るのかを解説していきます。コンテンツといってもテキストだったり音声、動画だったりといろいろな形がありそれぞれの特徴があります。コンテンツビジネスを始める前にあなたのコンテンツはどの種類にするかを決定してください。

■様々な形のコンテンツ

あなたが持っている知識やノウハウは、ある形に仕上げなくては人々へ販売するコンテンツとはなれません。コンテンツビジネスを本格的に始めるために、まずはコンテンツの形態を決める必要があります。

 

代表駅なコンテンツの形態は、テキストや音声、画像、動画などがあります。また、ゲームやプログラム、ソフトウェア、データベース、テンプレートなどもコンテンツの一種です。これらは個人でも作成できる著作物で、一度作れば資産となって長く収入をもたらしてくれます。

 

これとは別に、コンテンツには一度きりしか提供できない種類のものがあります。その代表が、コンサルティング商品です。そのほかウェブライティング、ウェブデザイン、動画編集や書籍編集も、クライアントの依頼を受けて作成するので一度きりしか提供できないコンテンツといえます。

 

これらのコンテンツの特徴は、1対1での対応を行うという点にあります。例えばコンサルティングではヒアリングを通じて顧客の問題を探り、その人に合わせた解決策の提示や戦略の立案、事業サポートを行います。ウェブライティングやウェブデザインも、依頼主の希望に沿ったテキストやデザインを提供しなくてはなりません。

 

このように、1対1の関係を通して顧客のニーズを察知し、きめ細やかな対応をするのがこれらのコンテンツの特徴です。

 

一度きりしか提供できないコンテンツは、資産とならないため損なのでは、と思われるかもしれません。ですが、これらのコンテンツは提供することであなた自身のスキルを磨く経験となります。このスキルこそが、コンテンツビジネスにおいて最も重要な、目に見えない資産です。

 

コンテンツはあなたのスキルから生まれるものだからです。特に初心者は、一度きりしか提供できないコンテンツを販売することで、スキルを磨いていくことが大切です。そこから資産となって残るコンテンツを作成していきましょう。

 

ここでは本格的なコンテンツビジネスを始める人のために、主に資産となるコンテンツの種類と作り方について解説していきます。

 

■テキストコンテンツ

テキストコンテンツはコンテンツビジネスの基礎となるものです。どのような形態のコンテンツを作るとしても、販売の際にテキストで広告を作成したり、メルマガを配信したり、商品紹介をテキストで作成したりなど、ビジネスプロセス全体でテキストコンテンツが関わってきます。

 

資産となるテキストコンテンツとして、代表的なのが電子書籍やPDFです。電子書籍は純粋にテキストだけで構成されているコンテンツ商品です。単体で販売しなくても、セミナーの教材や別商品についてくる特典資料など、様々な形で電子書籍やPDFが提供・販売されています。

 

現在ではnote(ノート)など、気軽に文章を販売することができるプラットフォームも登場しています。電子書籍はある程度の分量を持ち、体系的にまとめられた内容である必要があります。一方noteで販売される文章は、好きな長さ・内容で書いたものをそのまま販売することができるのです。この手軽さからnoteはテキストコンテンツの販売によく利用されています。

 

テキストコンテンツの作り方は、基本的にワードなどのテキスト作成ソフトがあれば誰でも可能です。ただし、電子書籍として提供・販売する場合、PDFやEPUBなどの形式で保存する必要があります。大きな電子書籍のマーケットでは、大抵EPUB形式で販売されています。

 

電子書籍の編集には、In DesignなどのDTPソフトを用いるのが理想ですが、テキスト中心の電子書籍であれば、ワードや一太郎などのテキスト作成ソフトでも十分なクオリティのものが作成できます。特に一太郎はPDFやEPUB形式での保存も可能であり、電子書籍を作成するための機能が充実しているテキスト作成ソフトです。

 

■音声コンテンツ

資産となる音声コンテンツで人気のジャンルは、ラジオ形式のセミナーや教養番組、自己啓発番組など、教育系のコンテンツです。特に通学・通勤時間やスキマ時間に聞き流しで学べるような、短く手軽に聞けるコンテンツが人気です。このようなコンテンツはポッドキャストやVoicy、Stand.fmなどで多く配信されています。

 

特に誰でも音声コンテンツが配信できるポッドキャストは、近年大きな注目を集めています。ポッドキャストで配信するためには、Anchorなどの配信プラットフォームに音声データをアップロードします。そうすることでAnchorのアプリで聞くことはもちろん、他のポッドキャスト系のアプリでもあなたの音声コンテンツが聞けるようになります。

 

音声コンテンツの作成方法としては、Anchorのプラットフォームで配信する場合、アプリに録音機能が搭載されている場合があります。複数の音声データをまとめて編集したり、BGMを挿入したりすることもでき、スマホ1つで作成することが可能です。

 

自社サイトなどで販売する場合は、自前で収録環境と販売環境を整えなくてはなりません。収録にはAudacityなどの音声編集ソフトとマイク、オーディオインターフェースなどの機材を用意する必要があります。ファイルを作成した後、販売サイトで音声コンテンツを配信します。

 

音声コンテンツは、単独ではなかなか収益化が難しいコンテンツです。収益化するにはサブスクリプション形式にして配信したり、スポンサーを見つけて広告収入を得たりするなどの方法があります。これはある程度の実績がなければ難しいものです。そのため、音声コンテンツは他の商品とセットにして販売したり、無料で配信して集客に活用したりするなど、商品構成全体で収益を上げられるような活用方法を採用するのがよいでしょう。

 

■画像コンテンツ

資産となる画像コンテンツには、自分で撮影した写真や自作のイラスト、画像素材などがあります。特にインターネット上で需要が多いのは、ネット記事や動画に使用されるアイキャッチ画像やイメージ画像など、コンテンツの素材となる画像です。そのため画像コンテンツを販売する際には、クリエイターにとって使いやすい画像を作成するのが重要になります。

 

画像コンテンツを単体で販売する場合、フォトACやイラストACなどのプラットフォームサイトに投稿するのが一般的です。これらのサイトではダウンロードされるごとに報酬が支払われます。ある程度作品が増えてきたり、知名度が高まってきたりした後、自社サイトを立ち上げ販売することを視野にいれるとよいでしょう。

 

画像コンテンツは単体で大きな利益を上げるのが難しいため、仕事を受注したり、他の形態のコンテンツと組み合わせることで価値を高めたりして活用するのが通常です。特にオンラインセミナーなど教育系のコンテンツでは、わかりやすく説明するため画像コンテンツの活用が必須となります。

 

画像コンテンツを作成する能力は、スキルとして価値提供していくことを常に視野に入れながらビジネスを展開させましょう。

 

画像コンテンツの作成方法はシンプルで、デジタル写真を自分で撮影したり、イラストを自分で描いたりして作成します。ただし、クオリティの高いコンテンツに仕上げるため編集が必要になる場合があります。

 

写真については、スマホで撮影し編集まで行うことが現在可能になっています。FotorやPicsArt、Adobe Photoshop Fixが画像編集ソフトとしてスマホで使えるものです。もちろんパソコンでAdobe Photoshopなどのデザインソフトを使い、編集することも可能です。

 

イラストは、手書きで作成したものを取り込むか、パソコン上で描くかという二通りの方法があります。どちらの方法でも、Adobe PhotoshopやAdobe Illustratorなどのデザインソフトが活用されます。パソコン上で描く場合、紙に書くのと同じ感覚で描けるペンタブを利用することで、クオリティの高いイラストを作成できるようになるでしょう。

 

■動画コンテンツ

動画コンテンツは現在インターネット上で主流となっているコンテンツです。YouTubeが代表的なプラットフォームとして日々無数の動画が投稿されており、ここでは主に広告料によってコンテンツの作成者に収益が発生します。資産となるコンテンツの代表格が動画コンテンツです。

 

動画を販売する場合、人気のコンテンツはビジネス系のセミナーや講座です。Udemyなどのプラットフォームではビジネス系のセミナー動画を筆頭に、様々なジャンルの教育系コンテンツが有料で販売されています。

 

自社サイトでオンライン講座を販売する際も、動画コンテンツは必ずといってよいほど活用されます。視覚と聴覚を用い、充実した学習体験を得られる動画は、商品の価値を容易に高めてくれるからです。

 

セミナーなど教育系の動画を作成するために、用意すべきは以下のものです。

 

  • スライド
  • 音声収録環境(マイク、オーディオインターフェースなど)
  • 編集ソフト
  • カメラ

基本的な作成方法は、パソコン上にスライド画像をキャプチャーし、それに音声を組み合わせるという方法です。編集ソフトの中には、パソコン画面を録画しながら音声の収録をすることができる機能を持ったものがあります。パソコンによってはマイクやカメラが内蔵されているものもあるため、パソコン一台で動画作成が可能な場合もあります。

 

代表的な動画編集ソフトがCamtasiaです。Camtasiaではマイクやカメラを接続することにより、パソコン画面の録画、顔出し動画の撮影、音声の収録が一度に可能で、リアルタイム感を出したセミナー動画を作成することができます。直感的な操作で編集が可能なので、初心者には使いやすい編集ソフトとして人気があります。

 

また、スライドを作成するにはCanvaというブラウザで利用できるデザイン作成ツールが用いられます。テンプレートが豊富であり、グラフ付きのレポート作成からチラシまで、幅広いデザインに対応できます。インフォグラフィックを活用してわかりやすいスライドを作成するにはうってつけのソフトです。

 

セミナー動画を作成する際は、必ず台本を作り、構成をあらかじめ立てておきましょう。撮影時には、パソコン上でスライドを流しながら、台本を自然な調子で読み上げて音声を収録します。さらに顔を映した映像をワイプで表示すると、親しみ安い印象を視聴者に与えることができます。

 

■ウェビナー・コンサルティング

より大きな収益を得るには、ウェビナーやコンサルティングに挑戦するのがよいでしょう。ウェビナーとは「ウェブセミナ-」のことで、インターネット上で不特定多数に向けて実施されるセミナーのことです。一方コンサルティングは、あなたのスキルや経験をフルに活用し、1対1の対応で顧客の問題や悩みを解決します。

 

ウェビナーは自社サイトで実施したり、Udemyなどのプラットフォームで配信します。コンサルティングに関しては、Proffit(プロフィット)などのコンサルマッチングサイトを活用して顧客を探すことができます。

 

また、コンサルティングは実績が重要ですので、あなたがこれまでのビジネスで出会ってきた人々から依頼されたり、紹介されたりといった経路で仕事を得ることもあるでしょう。

 

ウェビナーとコンサルティングは、セットで販売されることが多くあります。例えば、ウェブマーケティングについてのウェビナーを実施し、受講特典としてマーケティングコンサルを1回だけ無料で提供する、などといった商品構成があります。

 

2回目以降のコンサルは有料として、リピーターの獲得を目指します。このような構成を取ることで商品の価値を高めることができるのです。

 

ウェビナーの作成は、基本的に動画コンテンツの作成と同じ方法です。ウェビナーは数回にわたって一連の講座として行われることが通常なので、大きな構成を立てて上で1つひとつの動画を作成する構成力が必要です。ウェビナー全体で見込み客のニーズを満たす目標を達成できるよう、コンセプトをしっかり持って作成するようにしましょう。

 

コンサルティングで必要な能力は、顧客の悩みを正確にキャッチする能力と、問題の解決策を提示し戦略を立てる能力です。顧客は必ずしも自分の抱えている問題を正確に捉えているわけではありません。彼の話をよく聞きながら、まだはっきりしていない問題点を正確にキャッチし、それを伝える力が必要です。

 

その上で適切な解決策を提示し、それを実現するまでの道のりを戦略として提起する必要があります。さらに、実現まで長期にわたるサポートをしていくことも、顧客満足度を高めるために大切なことです。

 

このように、顧客のビジネスを総合的にサポートする仕事がコンサルティングであるため、ビジネスの経験を積んだ上級者がワンランク上の利益や経験を得るために行うものです。経験を積んで自信を得てきたら、ぜひチャレンジしてみましょう。

 

3.コンテンツビジネスで商品を販売する

コンテンツビジネスを始めて、いよいよ商品が完成したら販売する方法を学んでいきましょう。今回は販売する流れや必要なものについて解決していきます。最初は難しく感じるかもしれませんが、必ずあなたも乗り越えられますので最後まで諦めずコンテンツを販売する仕組みを作りましょう。

■2パターンの販売方法

コンテンツ商品を作成するだけではビジネスはまだ動き出しません。次は商品を販売する仕組みを構築する必要があります。

 

すでにお伝えしました通り、コンテンツ商品を販売するには2通りの方法があります。

  1. 販売プラットフォームを利用して販売する
  2. 自分のサイトを立ち上げ販売する

ビジネス経験の浅いうちは、プラットフォームを利用して販売するのがよい選択です。知名度がまだない時期は、あなたのコンテンツが人目に触れるチャンスを得なくてはなりません。プラットフォームを利用することで、仕事を自分から受注したり、自分のコンテンツを見つけてもらったりすることができます。

 

ただし、プラットフォームの利用には手数料が取られ、大きな利益は目指せません。また、人目に触れる機会が増える代わりに、他のコンテンツの山の中に埋もれてしまうリスクもあります。要するに、プラットフォームではあなたのファンを獲得し、優良顧客を育て、ブランド力を形成することが難しいのです。

 

そのため、ビジネスを大きくするには自社サイトで販売することを目指すべきです。ここではサイトを作ってコンテンツを販売する方法について見ていきましょう。

 

■販売までの流れ

コンテンツ商品を販売するまでの基本的な流れは次の通りです。

広告を活用して集客する ランディングページでメールアドレスを獲得する ステップメールを配信する ステップメールからセールスページへ誘導する アフターフォローを行う

これがコンテンツビジネスにおける基本的なセールスプロセスです。商材や市場状況によってアレンジすることは可能ですが、ここでは基本的な施策をおさえていきましょう。

 

■サイト作成の基本

コンテンツを販売するためのサイトを作成するには、大きく分けて2通りの方法があります。

  • ネットショップ作成サービスを活用する方法
  • ワードプレスなどのCMSを利用して自作する方法

もっともポピュラーなのが、この2通りの方法です。そのほかHTMLを自分で書いてサーバーにアップロードする方法などもありますが、技術的な難しさがあるためここでは触れないことにします。

 

ネットショップ作成サービスを利用するのは、初心者がコンテンツ販売に挑戦するための入り口としてはとてもよい選択肢です。

 

商品の販売ページや決済システム、集客システムなどがはじめから用意されている場合が多く、商品をアップロードするだけで販売を開始できます。ビジネスを始めると学ぶことが多くありますので、手軽に始めて学びながらビジネスを進めていくのにうってつけのサービスです。

 

ただし、サービスにもよりますが、デザインテンプレートの種類が少なかったり、決済システムが使いにくかったりするなど、難があることも確かです。また、決済手数料や月額利用料にも気をつけなくてはなりません。総じて各サービスが用意したテンプレートやシステムの中でネットショップを作らなくてはならないので、自由度が低いというのが大きなデメリットです。

 

より自分好みのサイトを目指すには、販売サイトを自作するのがいちばんの選択肢です。

 

ワードプレスで作成する場合、プラグインと呼ばれる拡張機能を利用して、かなり自由度の高いサイトを作成することができます。ワードプレスにもデザインテンプレートはありますが、様々な個人や団体、業者によって多様なものが提供されています。

 

サイトを自作するにはたくさんの作業を必要とするため、手間と時間がかかるのがデメリットの1つです。しかし、自分のビジネスにふさわしいサイトを自由に構築できるのは、ワードプレスの大きな強みなのです。

 

なお、どちらの方法でサイトを作るとしても、販売までの流れは基本的に同じです。ここで想定しているのはワードプレスでサイトを作成する場合ですが、やること自体はほとんど変わりません。

 

サイトの構成や施策の内容など、基本的な点をおさえればあらゆるインターネット上のビジネスで活用・応用できますので、ぜひ参考にしてください。

 

■広告を活用して集客する

まずは集客です。コンテンツを販売するために、サイトへのアクセスを集めなくてはなりません。

集客の方法は、大きく分けて2種類あります。

  • 有料で行う方法
  • 無料で行う方法

有料で行う集客の方法として、代表的なのが広告です。コンテンツビジネスではインターネット上でプロセスを完結させるため、ウェブ広告が利用されます。ウェブ広告から自社サイトへアクセスしてもらい、そこからセールスが始まります。

 

ウェブ広告にはリスティング広告やSNS広告など、様々な形態のものがあります。リスティング広告は検索連動型広告とも呼ばれ、検索サイトで指定したキーワードが検索された時、結果の上位に表示される広告のことです。

 

SNS広告は名前の通りSNS上で表示される広告のことです。ターゲットの年齢や住まい地域、性別、学歴、趣味などの属性を設定し、当てはまるユーザーに広告を表示します。有名なSNS広告としてフェイスブック広告やツイッター広告、インスタグラム広告などがあります。

 

これらの広告は予算を設定することができ、クリック単価、表示単価などの方式で課金されるのが特徴です。少額からでも始められるため、本格的にコンテンツビジネスを行うのなら少額からでも始めてみるのがよいでしょう。

 

一方、無料の方法としてはコンテンツマーケティングの手法で集客する方法があります。代表的なのがブログやSNSの活用です。ターゲットの興味を惹くようなコンテンツを作成し、自然検索やSNSなどで見つけてもらいます。そこから興味を持ってサイトを訪れてくれるように促すのが、コンテンツマーケティングの集客方法です。

 

この方法は効果が現れるまで時間がかかりますが、コンテンツ自体は資産として残るため、長期的な視点で集客し、最終的にはファンを作るのに向いています。短期的な効果が高い有料の方法と上手に組み合わせ、安定的な集客を目指しましょう。

 

■ランディングページを作成する

広告を通じて訪れるサイトが、ランディングページです。ランディングページとは、その名の通りリンクから着陸する(ランディング)ページのことです。いわばお店の第一印象を決める窓口のような役割を果たしています。

 

ランディングページでは、メールアドレスなどの個人情報を入力してもらうことを目指します。メールアドレスを取得することで、メルマガの配信などのセールス活動を始められるからです。メールアドレスは見込み客とつながるための重要な個人情報として活用できます。

 

ランディングページでいきなり商品を販売することも、商材によってはよいでしょう。しかし、コンテンツ商品の場合、情報そのものが商品となるため、モノを買う時のように購入の意思がはじめから堅い人ばかりが広告を踏むとは限りません。広告のキャッチコピーに惹かれたなどの理由で、何となく訪れる人が大半です。

 

そのような人たちへいきなり商品を勧めても、押し売りの印象を与えて信頼してもらえません。そこで、ランディングページではターゲットの興味を惹くようなコンテンツを、無料で提供することがセオリーとなります。そして、無料コンテンツを受け取るために、メールアドレスを登録してもらうようお願いするのです。

 

このように、無料のお役立ち情報を提供することから始め、メルマガ配信で少しずつ見込み客を教育していくのが、コンテンツビジネスにおけるセールスのセオリーです。

 

ランディングページでは、キャッチコピーでターゲットの抱えている悩みや問題を提示し、ベネフィットでそれを解決するコンテンツがあることを示し、アクションでメールアドレスの登録を促す、という構成を意識しましょう。こうすることで、興味を持ってもらい、メールアドレスの登録へと促していくのです。

 

■ステップメールを配信する

次に行うのは、ランディングページで集めたメールアドレスリストへメルマガを配信することです。このときに用いられる手法が、ステップメールです。

 

ステップメールとは、数通から数十通のメールを一定期間で、連続的に配信するセールス手法です。お役立ち情報の配信や信頼性を保証するデータ、商品の紹介、商品サンプルの提示などが主な内容となります。数十通のメールで少しずつ情報を出し、信頼性と親密感を高めることを目指します。

 

ステップメールのポイントとして、以下の2点が重要です。

  • 相手の気持ちに寄り添うこと
  • 購入までのストーリーをしっかり構成すること

見込み客はあなたに対してまだそれほど信頼感を得ていません。無料コンテンツを提供することは、あなたを信頼するためのきっかけに過ぎないのです。信頼感を深めていくのが、ステップメールの大きな目的です。

 

ステップメールで見込み客が求める情報を配信し続け、彼らの悩みや問題を解決する意思のあることを示します。このように誠実さを示すことによって、自分に敵意がないことを知ってもらい、信頼感を得るのです。

 

はじめから商品を売り込むのでは、押し売りの印象を与えてしまいます。見込み客の心情に寄り添うように、相手の警戒心を解くように、彼らの求めているものをまずは無料で提供しましょう。

 

無料だからといって、適当な情報を与えてはいけません。ステップメールの段階で信頼に足る情報を提供することで、本命の商品を購入する率が高まるのです。

 

ステップメールの後半では、商品の紹介やセールスページへの誘導を行います。もちろん人によっては、ステップメールの前半で買いたくなる人もいるでしょうから、セールスページへのリンクはメールすべてに記載するのがよいでしょう。

 

ステップメールの基本構成は、前半で信頼を得るための無料の情報を提供し、後半で問題解決の手段として商品を提示し、セールスページへ誘導するというものです。この構成を意識しつつ、見込み客の心情を想像しながら、数回~数十回分のステップメールを作成しましょう。

 

■セールスページを作成する

セールスページは商品の販売を行うページです。決済システムを組み込んで、カート機能、購入ボタンの配置、申し込みページへのリンクなど、購入にまつわる要素を盛り込んだページとなります。また、ランディングページと同じく商品紹介など、セールス文章も入れておくのがよいでしょう。

 

場合によっては、ランディングページがセールスページであることもありますが、多くはステップメールから誘導します。もちろん、ランディングページにセールスページへのリンクを張ってもかまいません。

 

ネットショップ作成サービスを利用している場合、セールスページの作成は特にテンプレートが充実しいます。決済システムやカート機能などもそのまま利用すれば十分なクオリティのページができあがるでしょう。

 

ワードプレスで作成する場合は、決済システムを導入しなくてはなりません。ワードプレスで使える決済システムには、Stripe(ストライプ)などがあります。決済システムはプラグインによって導入することができます。

 

古典的な方法としては、銀行振り込みで決済する方法などがありますが、販売者も顧客も双方ともに面倒な方法ですので、決済システムは必ず導入するようにしましょう。

 

なお、特定商取引法に基づく表示やプライバシーポリシーは、セールスページに必ず記載する必要があるので、注意しましょう。これらはオリジナリティの必要ない項目ですので、他のネットショップなどにある記載を参考にしながら書いてください。特に特定商取引法に基づく表示は法律で記載が義務づけられていることですので、忘れずに書くようにしましょう。

 

■販売して終わりではない!

商品は販売して終わりではありません。今後のビジネスの展開を見込んで、アフターフォローやサポートを必ず行うようにしましょう。

 

第一に行うべきは、購入後のサンクスレターやサンクスビデオを必ず渡すようにすることです。これだけでも顧客満足度は変わります。

 

次に、丁寧なアフターフォローを行います。ここでもメールアドレスが活用できます。商品の購入者と他の見込み客とでリストを分け、別々のステップメールを送るようにするのです。

 

購入者向けのコンテンツとしては、商品の使い方、使用例、マニュアル、お悩み解決系のコンテンツ、サポート情報などがあります。また、問い合わせ窓口を設けて、1対1の対応を行います。

 

ここでの対応は機械的に行うのではなく、相手の言葉に耳を傾けながらできるだけ丁寧に行うようにしましょう。

 

商品は顧客の求めているものを与えたり、顧客の問題の解決を目指したりするためのものです。顧客が満足し問題を解決することができるまでサポートすることが、高い顧客満足度につながるのです。あなたのファンを獲得し、次のビジネスへの展望を開くためにも、丁寧なアフターフォローは欠かさずに行いましょう。

 

4コンテンツビジネスを始めて成功を手に入れるには

コンテンツビジネスを初めて成功を手に入れるための必要な考え方をお伝えします。ただ単にやみくもにコンテンツビジネスを始めてもうまくいきません。そこには戦略が必要です。そして、コンテンツ(商品やサービス)にストーリー性をもたせることによってより多く売れていきます。

■戦略を持ったビジネスが成功する

ここまでお伝えしてきたことは、すべてコンテンツビジネスにおける基本的な要素ばかりです。ですが、これをこのまま実行しても、成功するとは限りません。また、仮に成功したとしても、なぜ成功したのかが分析できなければ、安定してビジネスを続けることは難しいでしょう。

 

ビジネスは、継続していかなくては意味がありません。ここでご紹介した方法を学び、あなたがコンテンツを販売し始めたとします。そして成功したとします。ですが、なぜ成功したのかがわからなければ、そこで得た利益は次のビジネスを展開するうちに消えてしまうでしょう。分析できない成功に意味はないのです。

 

運任せのビジネスにしないためには、戦略を立てることが必要です。戦略を立ててはじめて、広告やステップメールなどの施策が機能し始めるのです。なぜなら、戦略によってなぜ施策を行うのかが明確になり、成功の原因や失敗の理由を分析することができるようになるからです。

 

戦略を立てるということは、自分が今何を行っているのか、なぜ行っているのか、自分は今どこにいるのかを知ることです。ビジネスプロセス全体の中での現在地を見失わず、目標に向かって歩み続けるための道筋を示すことが、戦略を立てる意義なのです。これによって、着実に目標に到達できるようになります。

 

目標までの道がわかってさえいれば、でこぼこの道をならすことも、迂回路を見つけることも容易になります。ビジネスを運に任せず、安定的、継続的に成功するために、必ず戦略を立てましょう。

 

■ビジネス戦略とストーリー

確固としたビジネス戦略を立てるために、ストーリーの力が重要視されています。

 

ストーリーの持つ大きな力とは、想像力を刺激しイメージを明確に思い浮かべさせてくれることです。点と点をイメージによって結びつけ、全体を想像しやすい形で見通すことを可能にしてくれるのがストーリーです。

 

広告を出してランディングページに誘導し、メールアドレスを取得するという一連の施策についてご紹介しました。これらは、何となく実行しても成功できません。なぜこの順番で、なぜこれらの施策を行うのかを明確に知っている必要があります。そのときストーリーが役立ちます。

 

ここでは見込み客を主人公としてストーリーを考えます。どのような心情で広告を踏むのか、どのようにランディングページの文章を読むだろうか、どういう気持ちであったらメールアドレスを登録してくれるだろうか……このように考えていき、見込み客が購入に至るまでの心理プロセスを、ストーリーとして構成するのです。

 

想像力を駆使して施策を見直すことで、より具体的に、より顧客の心情に寄り添ったセールス戦略を立てることができます。施策の1つ1つが心理プロセスによって論理的に結びつけられるため、目標到達までの明確な筋道を描くことができるのです。これによって、満足度の高いサービスを提供できるようになるでしょう。

 

私たちは多かれ少なかれ人生にストーリーを求めています。それは自己実現というストーリーです。顧客も経営者もともに自己実現を目指しています。商品開発にも、モチベーションを高めるためにも、ストーリーを活用してビジネス戦略を立てるのが、充実した人生を実現するための道なのです。

 

■ストーリーファネルで強固なビジネス戦略を立てる

ビジネス戦略を立てる上で、ストーリーファネルという概念を押さえておきましょう。なお、Story Funnel®は株式会社H.S BRIDGEの登録商標です。

ストーリーファネルは、ストーリーの力を意識してセールスファネルを構築するべきだとする考え方です。

 

セールスファネルとは、セールスプロセスは漏斗型に進んでいくという考え方のことです。広告で多くの人を集客した後、メールアドレス登録、ステップールを経てだんだんと人が絞られ、最終的には少数が購入に至ります。

 

このように、セールスプロセスは段階的に施策を行い、その過程で優良顧客を絞り込んでいくのだとするのが、セールスファネルの考え方です。

 

セールスファネルに、顧客の購入までの心理プロセスをストーリー化して、よりイメージをはっきりさせることが、ストーリーファネルの方法です。

 

セールスファネルは優れた考え方ですが、問題は単にこの通りにやっても上手くいかないのです。なぜこの順番でやるのか、なぜこの構成でやるのか、という理由を明確にする必要があります。

 

セールスファネルの過程をより具体的にイメージできるよう、より生身の人間の心理プロセスに近づけるようにしたのが、ストーリーファネルです。

ストーリーファネルの理念は、教えられたことを機械的に行うのではなく、あなたの想像力を発揮して、自社の商材や目標にふさわしい適切なビジネス戦略の構築を可能にするという点にあります。

 

ストーリーファネルはビジネスが生身の人間を相手に行うものだということを思い出させてくれます。それによって、より相手の心に寄り添った、満足度の高いビジネスを展開することができるようになるのです。

 

あなた自身の手で戦略を立てることにより、成功は分析可能なものとなり、着実な自信へとつながります。失敗もまた自分の責任であり、改善へ向けてすぐに歩み出すことができるでしょう。ストーリーファネルはあなた自身のストーリーをも歩み出させてくれるのです。

 

■商品開発とストーリー

商品開発においても、ストーリーの力は活用できます。

商品とは、顧客の自己実現のためのきっかけであり、道具です。価値を生み出すのは商品そのものではなく、それを使う人との間に生まれるものこそが価値なのです。顧客の自己実現という価値を生み出すようサポートするのが商品の役割です。

 

商品にストーリーを持たせるということは、商品を使ってなりたい自分になった姿をイメージさせるということです。顧客が何を求めているのかをはっきりさせて、そこへの道筋を明確にすることが、商品のセールスにおいて重要なこととなります。そして商品自体も顧客のストーリーを実現するように構成されるべきなのです。

 

例えば、半年で15kg痩せるダイエットプログラムを販売するとします。このプログラムで重要なのは、ダイエットを続ける意志を持たせ続けることです。そのためにビデオ講座を用意するとします。

 

ですが、この講座の内容が30分、1時間と長くなってしまえば、そもそもはじめの一歩でつまずいてしまう可能性があります。さらにそのような動画がいくつもあっては、半年も続けられないでしょう。これでは、たとえ優れた内容だとしても、顧客の自己実現には結びつきません。

 

顧客が実現したい未来はどのようなものかをはっきりさせ、その上でそれを達成させるように商品構成を工夫しなくてはなりません。つまり、コンセプトをはっきりさせなくてはならないのです。そのためにこそ、ストーリーが活用されます。ストーリーの主人公は、顧客たちです。

 

顧客が求めているものが明確になれば、商品構成も自ずと決まります。優れた商品を開発するためには、どのような自己実現を顧客は求めているのか、どのように達成するのを求めているのか、という隠れたニーズを見つけださなくてはなりません。ニーズを見つけるために、ストーリーを用いてあなたの想像力を発揮する必要があるのです。

 

■ストーリーが顧客満足度を高めてくれる

このように開発された商品は、顧客満足度を高めてくれます。なぜなら、顧客の自己実現をサポートしてくれるからです。

 

より高い満足度を達成するには、第一に購入後のサポートは必ず必要です。商品を買ってもらったらおしまいではなく、顧客が自己実現するまでのサポートを様々な形で行いましょう。

 

メルマガを通じて役立ち情報や商品の活用方法、ワンポイントアドバイスなどをこまめに配信したり、オプションとして1対1のレッスンやプログラムを実施したりなど、様々な形で顧客の自己実現をサポートします。

 

第二に、顧客自身でこの商品を選び、顧客自身の力で自己実現するのだと感じさせることが重要です。つまり、意志を持って商品と関わってもらうようにするのです。

 

いくら売りたいからといって、セールスをたくさん行い、働きかけてばかりいるのではいけません。顧客が自分で買いたいと思い、自分自身で購入を決意するようそれとなく誘導するようなセールスをするようにしましょう。そうすることで「本気の顧客」が集まります。

 

自分で選び、自分で行った、という責任感と自覚が、目標を達成した際に大きな満足度を与えてくれるのです。少しでも「買わされた」という気持ちがあっては、満足感は生まれません。売りたいと焦る気持ちはわかりますが、押し売りのようなセールスはしないように気をつけてください。

 

顧客満足度を高めるような施策とは、お客様の人生を陰ながらサポートするような施策です。決して厚かましくならず、必要な時にそっと寄り添うようなサポートこそが、満足度を高めてくれます。そしてそのような施策を行うためには、顧客の心理プロセスをストーリー化して、現在どのような段階にいるのか明確に想像できるようにする必要があるのです。

 

■ストーリーを感じさせるビジネスを創出する

ストーリーを感じさせるビジネスを創出することが、長く安定してビジネスを成功させる秘訣です。

 

戦略がなくても成功することは確かにできます。ですが、それは一時的なものにすぎません。失敗してから取り返すのが難しいのです。逆に、失敗したビジネスは必ずといっていいほど戦略を持っていません。なぜなら、失敗の原因を分析する手立てがなく、そのまま巻き返すことができなかったからです。

 

一方で、戦略を持っていても必ず成功するとは限りません。しかし、戦略があれば失敗から取り戻すのが容易になります。

 

目標達成までのストーリーがはっきりしているため、何がいけないか、ストーリーのどこで不備があるのか、そもそもこのストーリーでよかったのか、という改善点が見えやすくなっています。ストーリーが見えなければ、すべてが運任せで甘い見通しになってしまうでしょう。

 

そして何より顧客はストーリーを求めています。自分が主人公となり、あなたの商品を通じて自己実現するような物語を欲しています。顧客が自分の人生の主人公となり、そのお供をするのがあなたの商品です。

 

顧客一人ひとりに充実した人生を送ってもらうというのが、ストーリーを活用したコンテンツビジネスのミッションなのです。

 

是非ともストーリーを感じさせるビジネスを創出してください。それがコンテンツビジネスで成功する、一番の近道となのです。

 

コンテンツビジネスの始め方のまとめ

コンテンツビジネスの始め方で重要なのは、最初にコンテンツの種類を覚えて作り方を学ぶことです。そして、出来上がったコンテンツを実際に販売してみることが重要です。

知識ばかり詰め込んだとしても、経験が蓄積されません。実践あっての経験なので、まずは今回の記事を元にコンテンツビジネスを始めてみてください。コンテンツビジネスは準備に時間がかかりますが、最終的にあなたに多くの時間と収益をもたらします。今すぐにコンテンツビジネスを始める一歩を踏み出しましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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