Instagram(インスタグラム)でリストを集める方法
1.あなたのビジネスを加速させるインスタグラムの基礎
a.Instagramをビジネスにとり入れる3つの理由
Instagramをビジネスにとり入れる3つの理由について解説していきます。
①写真・文章・ハッシュタグで情報量が多い
Instagramは、一言で言うと写真や動画などの視覚でコンテンツが発信できるSNSです。
メインは、写真を見たり投稿したりすることです。そのため写真加工の機能が充実しており、豊富なフィルターで簡単に加工できます。
文章も投稿することができ、さらにテキストにハッシュタグをつけることも可能です。SNSのなかでも情報量が多い点が特徴です。ビジネス目的でSNSを活用する場合、ユーザーに向けてある程度ボリュームのある情報を提供する必要があります。たくさんの情報を簡単に発信できるInstagramは、ビジネスの情報発信ツールとして有用だといえるでしょう。
②自分の世界観が表現できる
Instagramは写真や動画などビジュアルがメインのSNSです。そのため投稿内容を一貫させれることで、オリジナリティあふれる世界観を表現できます。
ビジネスでは商品やサービスに世界観を与えるブランディングが大切です。Instagramを活用して自らの世界観を表現することは、商品やサービスのブランディングにもプラスの影響を与えてくれます。
③ハッシュタグの活用により効率のいい拡散ができる
ハッシュタグを活用することで、ハッシュタグで検索するユーザーにもリーチすることができます。
ハッシュタグは、1回の投稿で最大30個までつけられるので、より多くのユーザーへリーチするために、できるだけ多くのハッシュタグをつけるのが良いでしょう。
商品やサービスを周知する手段としてSNSを活用する場合、いかに多くのユーザへリーチし、商品やサービスを拡散してもらえるかが勝負です。その点、多くのハッシュタグをつけてより多くのユーザーへリーチできるInstagramは最適のツールといえるでしょう。
b.3種類の投稿方法を自由に操る
Instagramには3種類の投稿方法があります。
1つめは通常投稿です。いわゆるフィード投稿で、フォロワーがInstagramを開いたときにタイムラインに表示されます。
通常投稿を行って投稿内容をプロフィールページに溜め込んだり、ハッシュタグを活用したりするとより多くのユーザーにリーチできます。
次にストーリーズ。こちらは24時間で消える投稿のことです。フォロワーのタイムラインに表示されず、投稿一覧にも残らないので気軽に利用できます。
最後にIGTVです。通常の動画投稿は60秒間、ストーリーズでは15秒間の制限がありますが、IGTVは15分間の動画を投稿できます。
フォロワーが1万人集まると60分間の動画を投稿できるようになるので、60分間のインスタライブの全編をすべてそのまま残しておくこともできます。
c.見込み客の5つの行動フェーズ
Instagramにおける見込み客の行動には、DECAXという5つの行動フェーズがあるとされています。
D:Discovery(発見)通常投稿で発信したタイミングでフィードに表示されます。ハッシュタグをつけて投稿すると、フォローされていないユーザーにも見つけてもらいやすくなるでしょう。
E:Engage(関係)見つけてもらったら、次はその人との関係をつくることが重要です。見つけてもらったユーザーに、今後も情報を受け取りたいと思ってフォローしてもらえるような関係を構築しましょう。
C:Check(確認)関係の構築ができたら次は確認です。Instagramを確認するユーザーが求めているのは、リアルな発信つまり口コミです。リアルな情報を発信しましょう。
A:Action(購買)確認ができたら次は購買です。まずは本当に売りたいものではなくて入り口の商品、つまり低価格帯の商品を案内しましょう。
eX:eXperience(体験と共有)入り口の商品をInstagramから購入したことによって得た体験を、ユーザーや他のユーザーと共有することです。ユーザーの周囲の現実世界で口コミが起きたり、別のユーザーが発見したりすることにつながります。
d.あなたのコンテンツ(写真・情報)を見つけてもらう方法
Instagramは写真や動画がメインなので、投稿したコンテンツを見つけてもらうのが難しいSNSです。
Instagramには、特徴的な文化であるハッシュタグがあります。検索用のキーワードをハッシュタグと呼びます。
Instagramは他のSNSにあるようなシェアやリツイートの機能がありません。
写真や動画のコンテンツを説明するようなハッシュタグを使うことで、フィード投稿した内容を見つけてもらいやすくなります。
ハッシュタグをたくさん加えるのは、フィードに投稿した写真や情報のコンテンツをユーザーに見つけてもらいやすくする方法なのです。
フィードに投稿した内容を見て興味をもったユーザーは、どんな人か気になってプロフィールページを見ることでしょう。
そこで、興味や関心をもってもらえたらフォローしてもらえるので、プロフィールページの情報はとても重要です。
e.フォローとは、あなたと見込み客の最初の接点
Instagramでは誰かをフォロー、あるいはフォローされることでつながることができます。
フォローすると、フォローしたアカウントの最新の投稿やストーリーが自分のタイムラインに表示されます。
ストーリーズなら、ホーム画面上部のストーリートレイに表示されるようになります。
フォローした相手が写真や動画を投稿すると自分のタイムラインに表示されるので、相手の最新の情報が入手できるわけです。
これがあなたと見込み客との最初の接点になります。
フォローはフィードの投稿やアカウント検索、IGTVの画面やリールページからもできます。
また、フォローすると相手に通知が届きます。つまりフォローすることはフォローした相手のファンになっていることを公言しているのと同じなのです。
このように、フォローという関係でライトな関係性をつくることができます。
f.広告っぽくないリアル感を出すメリットとは!?
Instagramの広告は、タイムラインに流れる画像や動画のひとつとして掲載されるので、広告っぽさが少なく自然な宣伝が簡単にできます。
Instagramは、10代後半から30代までの女性のユーザーが多いという特徴があります。
流行語となった「インスタ映え」に象徴されるように、見栄えの良い画像や動画が支持されやすいのです。そのため、商品紹介などの情報源として活用されています。
画像や動画がメインのInstagramでは、実際に商品を購入して使用したユーザーの声や来店したユーザーが発信する情報を得たいと感じるユーザーも多いことでしょう。
ユーザーの口コミ投稿は信憑性があるのでInstagramの広告よりも効果的です。
ユーザーが実際に購入したものを画像や動画で投稿した方が、作られた広告よりも親近感や信憑性が増すので広告効果が高いといえます。
Instagramは、広告っぽさが少ないインスタ映えするクリエイティブでも、ユーザーに嫌われずに宣伝できる媒体です。
g.フロント商品を最初に販売、ダウンロードさせる
はじめに、新規顧客獲得を目的としたフロント商品を販売してダウンロードしてもらいます。
買ってもらいやすい価格でフロント商品を一度買ってもらい、価値を感じてもらった後に利益の大きい本命のバックエンド商品を購入してもらうというマーケティング手法です。
利益の大きい商品を売るための入り口の商品がフロント商品となります。
例えば通信販売の初回お試しセットなどがフロント商品にあたります。
比較的低価格なフロント商品を用意することで、購入しやすくアクションを起こさせやすくなります。
そして潜在顧客にアプローチしやすいことや、高価格商品よりも数を動かしやすい分口コミ投稿数が伸びやすいなどのメリットがあります。
h.フォローからリストに変える方法
リストとはメーリングリストのことです。
ランディングページなどにフォロワーを誘導してメールアドレスを取得するということです。
リストを集める目的は、集まったユーザーに繰り返しアプローチできるようにするためです。
集まったユーザーに繰り返しメッセージを伝えることで販売したい商品を購入してもらう可能性が高くなります。
Instagramでは、ランディングページなどのURLを投稿で記載してもワンタップで遷移することができません。
プロフィール画面上のURLに記載すればワンタップで遷移できます。なので、「詳細はプロフィール画面に記載したURLよりご覧ください」などといった文章を入力してリストに変わるように誘導していきましょう。
i.ハッシュタグと位置情報で拡散させよう
写真や画像がメインのSNSであるInstagramは、企業の商品やサービスの宣伝に活用されています。
とりあえず写真を撮って投稿するだけでは、Instagramを十分に活用できているとはいえません。
Instagramではハッシュタグをつけることで、ターゲットとするユーザーにリーチさせることができます。
ハッシュタグの数によって投稿の優劣をつけることはないため、上限の30個いっぱいまでつけることが重要です。
見た目的にコメント部分にハッシュタグを設置することができます。
また、投稿した画像に位置情報を設定しておくと、投稿を発見したユーザーが興味をもった場合、わざわざ場所を検索しなくても投稿から場所を確認できます。
商業施設や店舗のアカウントは、位置情報付きで写真を投稿すると情報が拡散されて集客につながりやすくなるでしょう。
2.Instagramの設定準備
Instagramの設定準備について解説していきます。
a.ビジネス用アカウントに変更する
Instagramのビジネスアカウントとは、企業がInstagramのアカウントを運用するのに役立つツールを使用できる企業向けのアカウントです。
ビジネスアカウントにすることで、プロフィールにメールアドレスや電話番号、住所といった連絡先を設定することができます。
また、インプレッション数やリーチ、ウェブサイトクリックやフォロワーアクティビティといった情報から分析もできます。
プロフィールにある広告から広告が出稿できるようになるのも、ビジネス用アカウントの特徴です。
誰でも検索しやすい名前とユーザーネームにしておくと良いでしょう。簡潔に自分の個性や世界観を表現する内容だと理想的です。
ビジネスプロフィールに変えたら、Facebookページを用意して連携させるとさらなる効果に期待できます。
b.自分のアカウントは誰をターゲットにしているかを明確にする
Instagramで投稿する写真や動画を誰に届けたいか明確にし、そのターゲット層が反応するようなコンテンツを投稿しましょう。
なんとなく投稿しているとターゲットに想いが伝わりにくいですし、運営の途中でコンテンツの内容がブレてしまいます。
1つのアカウントに対して、1人のターゲットに絞ることが重要です。実際の自分の友人や家族などの中からターゲットを見つけると、明確にイメージしやすくなるのでおすすめです。
料理好きな友人、ダイエット中の兄など、自分の身近な人をターゲットに選ぶと、その人の趣味や嗜好、特徴や考え方などを具体的にイメージしやすくなるということです。
そしてターゲットが反応しそうなことを想像しながら投稿していきましょう。
c.分析とリサーチ、モデリング
はじめから自分の力だけでやろうとしてもうまくいきません。
理想的なInstagramアカウントを3つ探してモデリングすることです。
分析、リサーチしてモデリングすることで早く結果を出すことができます。
モデリングとは、目標とするアカウントを徹底的に真似するということです。
理想的なアカウントの探し方は、ダイエットについての商品を扱っているなら、検索窓で「#ダイエット」と検索してみます。
ここで自分が目指すイメージに合ったアカウントを探していきます。
フォロワーがたくさんいる人を選びがちですが、投稿が目立つと思えるものであれば、フォロワーが少なくても良いです。
目立つ目安としては1つの投稿にいいねが100以上ついているアカウントです。
お手本となるアカウントのプロフィールや投稿内容を分析して、自分のアカウントにエッセンスを取り入れましょう。
d.プロフィール作成における3つのポイント
・他とどう違うのか、目新しさを入れる
差別化を図るために、他と違う目新しさを入れることがポイントです。
最初に目につくのがアイコンの画像です。テーマに沿った写真を使用すると効果的です。
料理の投稿をテーマにするなら料理の写真、猫の写真や動画の投稿をテーマにするなら猫の写真を使用するのが良いでしょう。
・フロント商品のURLを記載する
投稿にURLを記載しても、ワンタップで遷移できません。プロフィールでは遷移できるので、フロント商品のURLを記載しておきましょう。
・色合いや雰囲気でブランディングする
色合いや雰囲気で相手が受ける印象は大きく変わります。
与えたいイメージにブランディングするために、色合いや雰囲気を工夫しましょう。
3.潜在的な見込み客を集める方法
Instagramの潜在的な見込み客を集める方法について解説していきます。
a.5つの手段でフォロワーを集める
まずはフォロワーを集める5つの手段について解説します。
①適切なアカウントの運用
Instagramでフォロワーを集めるには、適切なアカウント運用が欠かせません。
アカウントを適切に運用するには、世界観を統一すること、訴求したいターゲットを明確にすること、誠実に発信することが大切です。
②Instagramキャンペーンの活用
キャンペーンとは、ターゲットに紹介する商品やサービスの認知や行動を促す目的で行うプロモーションです。
Instagramでは、フォロワーを増やしたりエンゲージメントを高めたりするために、キャンペーンを実施できます。
キャンペーンの主な形式には、「フィロー&いいね」、「フォロー&コメント」、「フォロー&ハッシュタグ」があります。
③Instagram広告
Instagram広告とは、Facebookが提供する広告サービスをInstagramのストーリーズ、フィード、発見タブで配信できる広告です。
④フォローやいいねのアプローチ
フォロワーでないユーザーをフォローしたり、投稿にいいねをしたりすることでフォロワーを集めることができます。
⑤インフルエンサーに依頼
インフルエンサーに依頼して、商品やサービスを宣伝してもらって口コミや拡散を狙う方法です。
b.フォロワーの数より、売りたい商品を購入してくれるフォロワーの「質」を意識する
ただやみくもにフォロワーを集めても、売りたい商品を購入してくれるフォロワーかどうかわかりません。
重要なのは、フォロワーの数よりも質です。質の高いフォロワーが集まらなければ、売りたい商品を購入してくれません。
質の高いフォロワーとは、投稿に対していいねやコメントなどで反応してくれるフォロワーのことをいいます。
質の低い1万人のフォロワーよりも、発信に必ず反応してくれるような質の高い100人のフォロワーの方が重要なのです。
このような質の高いフォロワーを集めることで、売りたい商品を購入してくれる可能性が高くなります。
c.タグ付けを絶えず促す
Instagramのタグ付けとは、投稿する内容に関連するアカウントを紐付けすることです。
例えば、投稿した写真に写っている人物のアカウントをタグ付けすると、写真をタップすることでタグ付けされたアカウントのプロフィール欄に飛ぶことができます。
そこで注意するべきことは、タグ付けするときはタグ付けしたい相手の許可を得てからタグ付けを行うということです。
特に全く知らない人をタグ付けしてしまうと、相手が自分の知らないところでタグづけされたということで不気味な気分になってトラブルになってしまう可能性があります。
知っている人からの紹介や口コミが期待できる場合は、積極的にタグ付けを利用しましょう。
d.ホームページ、ブログ、SNSからInstagramへの動線を確認
見込み客を集めるには、動線を作っておくのが効果的です。
たとえばホームページやブログ、SNSからInstagramへ見込み客を集めたい場合、Instagramへ誘導する道筋を整えておく必要があります。
見込み客をInstagramへ誘導する具体的な方法は、ホームページやブログ、SNSにインスタグラムへのフォローボタンのリンクアイコンを掲載することです。
ユーザーがリンクアイコンをクリックするとInstagramのフォローボタンが表示するのでフォローが手軽にできます。
ホームページやブログにインスタグラムで実施中のキャンペーンを案内するなどしても見込み客を誘導できます。
見込み客がスムーズにInstagramへ誘導できるように導線を整えましょう。
e.ネームタグの活用
ネームタグとは、TwitterのQRコードのように画像を読み取ることで、フォローしたいユーザーを手軽にフォローできる機能です。
ネームタグを名刺やチラシ、パンフレットやホームページなど目に触れるあらゆるところに掲載することで、手軽に見込み客を集めることができます。
プロフィールのURLやアカウント名で検索してもらうよりも、ネームタグを使う方が簡単なのでおすすめです。
ネームタグはスマートフォンのInstagramアプリでも作成できます。
アプリを立ち上げてプロフィール画面の右上の3本線をタップします。リストの中のQRコードをタップすると自動的にネームタグができあがります。
できあがったネームタグは保存やシェアをすることができます。
f.Instagramキャンペーンの活用
Instagramでキャンペーンを実施する際、アカウントのフォローをキャンペーンへの参加条件にすることで、良質なフォロワーを増やせるでしょう。
なぜなら、キャンペーン内容や自社商品、サービスなどに強い関心をもっている層のフォローを促せるからです。
他のSNSやホームページやブログなどで同時にキャンペーンを告知しIinstagramへ誘導すると、いっそう効果的でしょう。
キャンペーンにはさまざまな方法があります。
季節ごとのイベントに合わせたり自社の周年記念で実施したりなど、シーンに合わせてキャンペーンの方法や内容を変えると、フォロワーを飽きさせることなく高い関心をもってもらえるでしょう。
g.キャンペーン事例①リグラムキャンペーン
リグラムキャンペーンとは、TwitterのリツイートやFacebookのシェアとよく似ています。
ユーザーにあるテーマに沿った写真をハッシュタグ付きで投稿してもらい、その中から優れた投稿を再投稿するというキャンペーンです。
写真がメインのInstagramととても相性がいいキャンペーンといえるでしょう。
このキャンペーンを行うには、ユーザーにとって紹介される価値のあるレベルのアカウントであることが重要です。
リグラムする方法は、リグラムしたい投稿の紙飛行機マークをタップして、ストーリーズなどどこに共有するか選びます。
ストーリーズに投稿を追加すると、画像をタップしてテキストを入れたりスタイルを変えたりすることができます。
もちろん投稿に追加することもできます。
h.キャンペーン事例②プレゼントキャンペーン
プレゼントキャンペーンとは、フォローする見返りにプレゼントを渡すキャンペーンです。
InstagramのプロフィールページのURLを、一時的に専用のランディングページに変更して誘導します。
オリジナルハッシュタグを準備し、リグラムと併用すると効果的です。
オリジナルハッシュタグは、すでに人気のあるハッシュタグを参考に組み合わせてつくります。
プレゼントは、Instagramの規約に反しない自社商品などが無難です。金銭や金券など現金と同等のものはInstagramのガイドライン違反なので注意しましょう。
自社の商品やサービスのプレゼントが喜ばれる傾向にあります。
i.キャンペーン事例③リアルプレゼントキャンペーン
リアルプレゼントキャンペーンは、リアルとInstagramを絡めたキャンペーンで実店舗がある場合に有効です。
プレゼントをきっかけに店舗へ訪れてもらうことが目的です。
飲食店の場合、割引クーポンのほかドリンク一杯無料や前菜一食無料などといった形でキャンペーンを実施し、フォロワーが実際にお店へと足を運ぶ機会を作ることができます。
小売店などでも同様、在庫処分品や自社ステッカーなどをプレゼントすることで、潜在顧客が店頭に足を運ぶきっかけを作ります。
何をプレゼントするかよりも、実際にお店に足を運んでもらうことが大切です。なぜなら、対面で行う実際のコミュニケーションをきっかけに、そのフォロワーが常連顧客になる可能性もあるからです。
そして実際にお店を訪れたフォロワーが来店時の様子を投稿すれば、口コミによる宣伝効果にも期待できるということです。
j.キャンペーンで重要なハッシュタグとテキスト
キャンペーンで重要なのはハッシュタグとテキストです。
Instagramは写真や動画がメインのSNSではありますが、テキストも重要です。
テキストでタイトルは重要です。できるだけ目を引くタイトルを投稿しましょう。
応募するとユーザーはどうなるのかユーザーがイメージできるような内容にすることも大切です。
プレゼントの詳細や応募方法、期限はわかりやすく記載しましょう。
当選発表は混乱の無いようにすることです。
注意事項などもテキストの内容となります。
Instagramを利用する人はハッシュタグで検索する人も多いので、より多くの人にリーチしるためにハッシュタグの付け方も工夫が必要です。
4Instagram運用の方法
Instagram運用の方法について解説します。
a.表示率を考え、日々の投稿の積み重ねを意識して見込み客を育てる
接触頻度が多ければ多いほど好感を抱くようになる効果を、ザイオンス効果といいます。
興味や関心の無かったものでも頻繁に見たり接したりする機会が増えると好印象をもつようになります。
例えば、はじめは興味のなかった人でも何回も会っているうちに、接触頻度が増えだんだんと好意をもつようになる現象です。
Instagramでコツコツと投稿することで接触する頻度が増えて、好意を抱いてもらいやすくなるということです。
投稿方法はさまざまありますが、通常投稿、IGTV、ストーリーズのどれかひとつのみといった偏った投稿は表示率が下がってしまいます。
日々の投稿の積み重ねを意識して投稿していき、見込み客を育てていきましょう。
b.フィードの3つの基本ルール
Instagramのフィードは、フォローしているアカウントとの関係性など以下のような情報に基づいて投稿が流れてきます。
i.新しさ
古い投稿よりも新しい投稿の方が優先的に表示されます。
ii.関係性
投稿者と自分との関係性が近い方が優先的に表示されます。
投稿にコメントしあったり、写真にタグ付けしあったり、DMでのやりとりが多かったりなど、関係が深い人ほど優先的に表示されます。
iii.関心
多くのユーザーが関心をもっている投稿は、優先的に表示されます。
いいねやコメントなどの数や、DMやストーリーズでシェアされた回数などによって決まります。
c.5つの仕組みを覚えよう
iv.アクティブユーザーの表示率は高い
Instagramは、アクティブユーザーであるほど表示頻度が多くなります。
v.コンテンツの滞在時間が評価対象となる
コンテンツの滞在時間とは、コンテンツに訪問してきたユーザーがコンテンツ内に滞在している時間のことです。
コンテンツの滞在時間を上げるためにコンテンツの滞在時間を長くすることが必要です。
ひとつの投稿に複数枚の画像や動画を含めることで、コンテンツの滞在時間を伸ばすことができます。
vi.投稿機能に偏りすぎると評価が落ちる
InstagramにもSEOの概念があります。
SEOとは、検索で上位に表示されるための一連の施策のことです。
投稿ができるだけ上位に表示されると多くの人に見てもらえますが、Instagramで通常投稿せずに投稿機能の予約投稿をすると、SEOの評価が落ちてしまいます。
vii.投稿回数が多くても、問題がない
投稿回数が多くても問題がないということは、投稿回数が多くてもいいということです。
投稿回数が多いとフォロワーに見てもらえる機会が増えます。すると反応がもらいやすくなりますが、あまり多すぎると目障りになるのでフォロワーが減る可能性があります。
なので自分とフォロワーの質に合わせた投稿頻度をみつだすことが重要です。
viii.ハッシュタグが多すぎることで評価を落とさない
Instagramでは1回の投稿でハッシュタグが最大30個までつけられます。多くのユーザーはハッシュタグで検索するため、リーチするにはハッシュタグをできるだけ多くつけるのが良いでしょう。
d.ターゲットに合わせて投稿タイミングを考える
Instagramでいいねやフォロワーを獲得するには、投稿するタイミングがポイントです。
時間帯によってInstagramを利用するユーザーが変わってきます。
ターゲットが投稿を見るであろう時間帯に合わせて投稿することで、投稿の効果を最大化できます。
自分のターゲットが投稿を見るであろう時間帯は何時か考えてみましょう。
ターゲットの行動に合わせて投稿することで、興味を引ける可能性が高まります。
例えば、会社員の場合は、朝の通勤時間の7時〜9時ごろ、お昼休憩時間の11時〜14時ごろ、帰宅後の時間の17時〜深夜2時ごろに投稿を見ると想定できます。
このような場合、1日2回行う通常投稿の投稿タイミングは、7時〜9時ごろか、11時〜14時ごろか、17時〜深夜2時ごろが理想ということになります。
1日1回行うストーリーの理想的な投稿タイミングは、朝の通勤時間の7時〜10時ごろが良いでしょう。
e.ストーリーを頻繁に活用することが重要
ストーリーは15秒の短い動画をシェアできる機能です。
通常の投稿と違い、投稿してから24時間で自動的に消えるという特徴があります。
プロフィール上にハイライトとしてまとめて公開することができます。
ハイライトの作成方法は2つあります。過去のストーリーから作成する方法とストーリー投稿の再生画面から直接ハイライトに追加する方法です。
投稿してから24時間以内のストーリーは閲覧した人が足跡としての確認することができるので、どんな投稿にどんな人が見に来たのかわかるので、今後の参考になるでしょう。
ストーリーズはとても人気で多くの人が閲覧しているので、頻繁に活用すると接触頻度が多くなります。
ストーリーは通常投稿よりも多くの人にリーチするということです。
f.投稿スケジュールで定期投稿を心がける
通常投稿は2日に1回、ストーリーは1日1回以上投稿するのが良いでしょう。
投稿スケジュールを決めて定期的に投稿するようにします。
定期的に毎日投稿することで、インサイトのデータの精度が上がります。
データが増えるのでアカウント運用の改善に活かせます。
また接触頻度が高まるので自分に対して興味をもってくれる可能性が高まります。
定期的に更新するために、適したアプリがあります。Instagramで予約投稿できます。
予約投稿機能があるので、投稿したい内容を撮りためておいて順次投稿することができるので便利です。
クリエイタースタジオなどのツールを使用して定期投稿できるようにしましょう。
g.その日の気分で投稿せず、戦略的に投稿予定を立てる
衝動的に思いついたことをその時その日で投稿するのでなく、背景にストーリー性を持たせることを意識しましょう。
予定調和的な演出を織り込んだりなど、フォロワーや潜在顧客の目や気を引くドラマ性を意識することも重要です。
連載漫画のように戦略的に予定を立てて投稿していきましょう。
h.ハッシュタグは最大限活用する
ハッシュタグをつけることで、ハッシュタグのキーワードで検索してもらいやすくなります。
また、そのキーワードに関連したコンテンツに興味があるユーザーにも発見してもらいやすくなるでしょう。
例えばハッシュタグを「#コスメ」とすると、「コスメ」について検索しているユーザーにコンテンツを発見してもらいやすくなるということです。
1投稿に30個のハッシュタグをつけることができるので、関連のあるキーワードをできるだけ多く入れるようにしましょう。
あるいはオリジナルのハッシュタグを作成してもかまいません。ユーザーに使用を促したり、認知度やブランディングを向上させたりする効果が期待できます。
ハッシュタグを最大限取り入れて投稿しましょう。
i.投稿でやってはいけない5つのこと
フォロワーが減ったり反感や批判の対象になったりするのを避けるため、Instagramでやってはいけないことがあります。以下は代表的な5つのケースです。Instagramを健全に運営するためにしっかり頭に留めておきましょう。
1つ目は他人の誹謗中傷やネガティブ発言です。匿名性のあるSNSですが、他人への誹謗中傷はいずれ自分にも返ってきます。印象も悪くイメージが悪化するばかりなので避けましょう。
2つ目は非公開設定することです。非公開設定すると、ユーザーはフォローリクエストを承認しなければ投稿内容を閲覧することができません。公開に設定しましょう。
3つ目は政治的な発言や宗教的な投稿です。これらのトピックは議論を引き起こしたり、誰かを不快にしたりする可能性があるので、投稿しない方がよいでしょう。
4つ目は人間味の感じられない投稿です。人間味の感じられない投稿は、不信感を与えたり親しみが感じられない印象を与えてしまったりするので気を付けましょう。
5つ目は質の悪い画像と文章を詰めすぎることです。画質の悪い写真を投稿したり文字を詰め込みすぎたりすると印象が良くありません。
Instagramには「インサイト」という、投稿のリーチ数やフォロワーの属性などの情報を確認できる機能があります。インサイトの情報を分析しましょう。
つまり自身のアカウントの現状を知って仮説を立てて検証し、その検証を元に投稿してまた現状を知るというサイクルを回すことで、より効率的に運用できるのです。
j.ハッシュタグの選定方法
ハッシュタグは検索してもらうためにとても重要です。
会社名、商品名などの自社固有のハッシュタグ、地名と商品を組み合わせたハッシュタグ。
そして、投稿に関連する日本語のハッシュタグ、投稿に関連する英語のハッシュタグ、文章のハッシュタグを選定しましょう。
商品名など自社固有のハッシュタグを使うと、該当の商品だけでなく自社商品に関連するほかの商品にもアプローチしやすくなります。
あるいは本社がある地名をハッシュタグに加えたり、地名と商品を組み合わせてオリジナルのハッシュタグを作ったりするのもいいでしょう。
こうすることで似た言葉を使用している他のハッシュタグとの差別化を図ることができます。
5.Instagramでブランディングするための撮影をしよう
Instagramでブランディングするための撮影の方法について解説していきます。
a.たった1枚の写真で見込み客を魅了する
Instagramは写真や動画が映えるSNSです。
たった1枚でも見込み客を魅了するような写真を投稿することが大切です。
アカウントのイメージに合うモチーフを意識したり、構成や色調などで統一感や世界観を演出したり、テキストの統一感にも気を払うようにすることです。
その上で正方形を意識したり水平をとったりなど、撮影の基本的な技術をしっかりと押さえましょう。
さらに写真加工アプリを使うと便利です。以下に具体的な方法をそれぞれ詳しく解説します。
b.撮影時には正方形画像であることを意識しよう
Instagramでは長方形の画像でも投稿できますが、横側に空白ができてしまうため正方形の画像の方が見栄えがいいです。
正方形の写真を撮影するときに注意する点は、構図です。被写体が人やものの場合は被写体が真ん中に来るように撮影しましょう。
料理は食器全体が入るのではなくお皿の一部をカットしてC字、2つの食器を斜めに並べてS字に配置します。
正方形でない長方形の写真も正方形の形にトリミングできます。
iPhoneで写真をトリミングする方法は、「写真」アプリでトリミングしたい写真を選択します。
そして、写真をトリミングしますして最後に保存します。
c.複数画像投稿のメリット
複数枚画像を投稿することで、ユーザーにメッセージを伝えやすくなります。
投稿した画像を右へスライドさせることで連続して見ることができます。写真の順番を工夫するとパラパラ漫画のようなストーリー性をもたせることも可能です。
ストーリーを魅力的に演出することで、ユーザーの興味を引くことができます。
たとえば同じアングル、構図で撮影した複数の商品写真を投稿することで、まるでショーケースに収まっているかのように商品を美しく見せることができます。
あるいは吹き出し&セリフを加工することで、漫画のように読ませることもできます。
間違い探しのような使い方もできますし、パラパラ漫画のような使い方もできます。
アイデア次第で個性的な見せ方ができるということです。
d.写真撮影の基本原則
写真撮影の基本原則をおさえておくと、写真の印象は大きく変わってきます。
1つ目はカメラにグリッドを表示することです。グリッドを表示することで初心者でも縦や横の線が交差する交点に被写体を合わせることで構図を意識した写真が撮れるようになります。
2つ目は写真加工アプリを活用することです。写真加工アプリで写真にフレームを入れたり、文字を入れたりすることで雰囲気の良い写真に仕上がります。
3つ目は自然光を取り入れることです。自然光は太陽光を取り入れます。
太陽光を利用したり、照明を利用します。あるいはレフ板を使えば屋内でも美しい写真が撮りやすくなります。
自然光を取り入れることで、明るくて気持ちの良い写真が撮影できます。
e.撮影時に意識する10のポイント
撮影時に意識するポイントは10個あります。
1つ目は水平構図です。水平方向のバランスを整えるのに重要です。
2つ目は対角線構図です。階段や坂道など対角方向のバランスを強調するのに効果的です。
3つ目は放射線構図です。道路や線路など画面の真ん中から放射線状の線を強調したい場合に役立ちます。
4つ目は真上からの撮影です。被写体を真上から撮ります。料理や雑貨に向いた撮影方法です。
5つ目はアングルを低くすることです。カメラを低く設置しアングルを低くすることで、空間を広く見せることができます。
6つ目はシズル感です。シズル感とは、新鮮さや料理のツヤのことです。シズル感を出すには、カメラを被写体に近づけたり照明をうまく利用したりします。
7つ目は自然光です。スマートフォンのフラッシュライトは明るすぎて被写体が浮いてしまいます。自然光で撮ると全体的に明るく綺麗に撮れます。
8つ目は串刺し/首切りの構図に注意することです。特に人物を撮影するときなどは、道路などの横のラインや柱などの縦のラインが頭や首にかからないよう気を付けましょう。
Instagramはフィルター機能が充実しています。フィルター機能を使えば、スマートフォンで撮影した写真でも一眼レフカメラで撮影したような雰囲気の写真に仕上げることができます。
f.色味調整で世界観を出す
写真を編集する際のフィルターを統一することで世界観を統一できます。
1枚1枚の写真よりも、写真がたくさん並べられた時の統一感が大事です。
投稿した写真に興味をもってもらうことも大切ですが、プロフィールに誘導したときにギャラリーが統一されていると、アカウントの世界観や雰囲気がより伝わりやすくなります。
美容化粧品や健康補助食品など健康的な商品をプッシュするアカウントなら、白を基調
とした清潔感のある写真が理想的です。
またフラワーアレンジメントなどおしゃれな商品をプッシュするアカウントなら、赤を基調とした華やかな写真が良いでしょう。
これまで投稿した写真を整理して、今後の投稿の参考にしてみましょう。
6.Instagramでの広告集客
Instagramでの広告集客の方法について解説していきます。
a.素人っぽいほうが反応率が高い
ネットサーフィンをしていて、明らかに広告だと思う投稿はクリックしないですよね。広告は自然と無視しがちになります。
なので素人っぽい方がユーザーが広告だとあまり意識せずに、単なる情報として見ることが多くなるので反応率が高くなります。
いかにも広告らしい広告よりも、実は素人が投稿したような飾り気のないものの方が反応率が高いということです。
かといって、何のコンセプトもテーマもないと逆効果です。
つまり素人っぽさがいいとは言っても、何の戦略もないのはNGということです。
b.潜在的な見込み客に対しての広告が反応率が高い
潜在的な見込み客は、商品やサービスを知ると見込み客になる可能性があります。
ターゲットが抱える悩みや課題に商品やサービスが合致されたとき、潜在的な見込み客は興味が喚起されて広告に反応するのです。
それに加えて、潜在的な見込み客はそもそも見込み客によりも多いので広告の反応率が高くなります。
例えば、既に満腹の人に飲食サービスを提案するより、今まさにお腹が空いている人に飲食サービスを提案した方が反応率が高いというのは、どなたにも想像しやすいかと思います。
これと同じく、既に喉が渇いていない人に水を提供するより、今まさに喉が渇いている人に水を提案した方が反応率が高くなります。
c.インフルエンサーの活用
インフルエンサーとは、人や世間に対して何らかの情報を発信して、感情や行動に大きな影響を与える人物のことです。
Instagramで高い影響力をもつインフルエンサーに商品やサービスを紹介してもらい、ユーザーの購買行動を促すマーケティング手法はとても効果的です。
紹介してもらいたい商品やサービスのターゲットに合わせてインフルエンサーを起用することで、拡散効果が期待できます。
消費者目線でレビューを発信するので、ユーザーから受け入れられやすいのが特徴です。
ただし、企業から報酬をもらっていることを隠して商品を宣伝してフォロワーを欺くというステルスマーケティングには要注意。炎上してブランドや社会的信用を失う可能性があります。
d.インスタグラム広告集客の5つのポイント
i.わかりやすいシンプルなキャッチコピー
キャッチコピーはわかりやすくてシンプルなのが重要です。人間は多くの情報を一度に処理しきれません。いかにシンプルでわかりやすいキャッチコピーをつくるかがポイントです。
ii.どんな悩みが解決されるのか
ユーザーのどんな悩みが解決されるのかが重要です。どんなに素晴らしい商品やサービスでも、実際にユーザーのどんな悩みが解決するのかを具体的に提示できないと、広告に十分な効果が得られません。
商品やサービスを利用するメリットを、簡潔にわかりやすく伝えるのがポイントです。
iii.キャッチコピーと写真に一体感があるか
ユーザーはキャッチコピーと写真に違和感があると興味をもってくれません。一体感を出すのがポイントです。
iv.広告っぽさが出すぎてないか
いかにも広告っぽいと、ユーザーはなかなか反応してくれません。いかに広告っぽさを抑えるかがポイントです。
v.コールトゥアクションを伝えているか
たとえ広告に興味をもっても、背中を押してもらわないと一歩を踏み出せないユーザーもいます。
コールトゥアクションでユーザーの行動を喚起することがポイントです。
本記事がInstagramでマーケティングしようとしている方の参考になれば幸いです。